とあるイタリアンレストランで、ディナーを採った日のこと。
こんなところで食べて良いんだろうかという位の、当時の俺にしては身分不相応な
食事とワイン。
もちろん美味しかったし、いい時間を過ごせたのだが、そんなことは食べログに書いているので
ここではどうでもいい。
重要なことは、翌朝の胃腸。
いつもの通り、腹痛との戦いを覚悟していたが、何と痛みも下痢もなし。
有り得ない!!!!!
これは腹痛と下痢に悩む人にしか分からないだろうが、最低でも2日に1回は
朝、トイレで血が出るくらい、手(親指の付け根 人差し指側)を思いっきり噛んでいる。
これは手の痛みに集中することで、腸の痛みを紛らわせようとしているのだ。
これをかれこれ30年くらい続けているのだが、この夕食を採った翌朝は
「腹が全く痛くなく、下痢もなかった」
のだ。
そんなこともあるのか!と思っていて、そのことも忘れた位の、とある夜。
当時の連れのお勧めフレンチに行ってみた。
ここはあっさりとしたフレンチで、食べログでは「美味しい上に体にも優しく、翌日にも体に堪えない」と評価した店。
驚きだが、ここでの食事後も、翌朝
「腹が全く痛くなく、下痢もなかった」
のだ。
それ以来、食べ物(特に外食)に細心の注意を払う様になった。
そして食べた物のログを取ろうと、食べログに投稿もしてきた。
で、自分の症状にはこんな公式がありそうだ ということが分かってきた。
絶対NG(30分以内に下痢・腹痛)
油こってりラーメン&水
カレー&水
生ビール&唐揚げ/餃子
刺激物(辛いもの)
NG(12時間以内に下痢・腹痛)
乳脂肪
古く変質した油を使った料理
新鮮でも、ラードを使った料理
霜降り肉
ホルモン
23時以降の殆ど全ての食事(チョコ・ナッツなどの軽食を除く)
シーザーサラダ(おそらくドレッシング)
お好み焼き
氷の入ったカクテル
ご飯(下したり、下さなかったり)
(指が油でべとべとする)デリバリーピザ
OK
無脂肪乳で作ったカプチーノ
新鮮なオリーブオイルを使った料理
野菜
ウサギ・牛・豚・鶏等の赤身肉(火を通したもの)
白身魚
牛肉・魚の刺身
牡蠣(生・焼き・煮)
フォアグラ
チョコ
ナッツ(カシューナッツ以外)
ワイン
ウィスキー(ストレートで、チェイサーの水はぬるめで氷無し)
チーズ
ヨーグルト
パン
(指に油が殆どつかない)窯焼きピザ
俺が自分の気に入った店に行くのは、味や雰囲気もさることながら
翌日の心配をしたくない というのが大きい。
翌日ヘロヘロになることに比べたら、殆どどんな店でも安いと思ってしまう。
そして今日、医者から、驚愕の事実が。
「いつも下痢気味のあなたの場合は、食物繊維の多めな野菜は、腸に良くないですよ。」
「脂身の少ない肉は、腸にいいですよ。」
「炭水化物よりは、肉などのタンパク質がいいですね」
「生ものは控えてください。腸に悪いです。」
何たることか!ちょっと耳を疑った。
一般的な「健康的な食生活」の逆を言っていることが多い。
ともあれ今日、セロトニンをコントロールするイリボーとビオフェルミン、そして
急な腹痛・下痢対策の頓服薬が処方された。
早速人体実験だ。当たり前だ。
昼食 ロースカツカレー(辛口)&氷の浮いた水
これは「30分以内の下痢」に分類される、劇薬に分類される食べ合わせ。
恐る恐る食べながら、薬を流し込む。
食後、10分。
電車に乗る前に、キター!!!!
到着駅まで我慢できそうな気もするが、劇薬を流し込んだ後なので、
出発駅のトイレで空きを待つこと約8分。
柔らかいながらも、下痢ではない。
しかも腹はそれほど痛くない。
おっ、こりゃもしかして、ほんとに変わっていくのかもしれない!
いつか俺にも、「何も気にせず、ビールと唐揚げを口に放り込める」日が来るのだろうか?
その場合、〆のこってりラーメンとのバランスをどう考えるか??
唐揚げとこってりラーメンの間に、ワインとチーズとヨーグルトで乳酸菌を増やすべきなのか???
乞うご期待(笑)